あらすじ
セルディア王立魔導学院、補助魔術科二年。
ユウト・アーセルは「火力がない」という理由で、
周囲から半端者扱いされている。
でも彼には、見えていた。
魔術の欠陥、術式のズレ、制御の粗さ。
一度見れば、何がおかしいか全部分かる。
剣術科の上位生徒の癖を指摘したのは、一度きり。
それだけで、彼女のランキングは四位まで跳ね上がった。
「見るだけで分かる人間が、どこにでもいると思うな」
戦えない者に価値はない。
そう言い切る首席がいる学院で、
補助科の落ちこぼれは静かに、
誰よりも強いチームを作り始める。
戦えなくても、勝たせることはできる。