あらすじ

宮崎県日向市に住む高校一年の「橘花ゆらぎ」は、遅れて入学した「白幡燦瑚」と出会い、サーフィンに誘われる。ゆらぎは中学時代ジュニアオープン選手権で優勝を果たした実力者であったが、選手権で友人である「那須京」を傷つけたことから、人前でサーフィンすることができなくなっていた。そんなゆらぎにサーフィンを取り戻させるべく、燦瑚はゆらぎに貸切の海を贈る。彼女の気持ちに絆されたゆらぎは、燦瑚とならサーフィンしたいと思うようになり、海へと帰還する。  燦瑚は、宮崎市で開催されるサーフフェス〈チームチャレンジ〉というコンテストの優勝を目指していた。チームメンバーとして加入したゆらぎは、戦力を探すべく日向市金ヶ浜を訪れる。そこでプロサーファーの「壱岐カイ」と、その妹である「壱岐シトラ」と出会う。ゆらぎと同じく孤独を抱えていたシトラと、ビーチクリーンやサーフセッションで心を通わせたゆらぎは、プロのカイではなく、友達としてシトラをチームに誘う。  チームチャレンジに挑む三人は、会場である木崎浜での合宿を行うも、そこでかつての友人である京と再開する。ゆらぎは仲直りを求めるも、二人の関係はさらに拗れてしまう。さらに、京と同じ中学だった燦瑚もまた、京に並々ならぬ感情を抱いており、リベンジを誓っていた。京率いるチームと模擬戦を行うも、ゆらぎたちは完全敗北を喫する。心が折れた燦瑚に切り捨てられたゆらぎは、サーフィンする意味を失い、孤独に逆戻りしてしまう。  そんな中、ゆらぎは燦瑚の幼馴染であり、京のチームメイトである「生汐こころ」と出会う。サーフィンの持つ「伝える力」に気付かされ、ゆらぎはもう一度立ち上がる。メンバーが揃わないまま迎えた大会当日、シトラが燦瑚を連れてきたことで三人は再びチームに戻る。予選を勝ち抜き、京のチームとセッションを行う中で、ゆらぎ達はサーフィンを通して思いの丈を叫び合い、すれ違いの先へと至った。

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カクヨム2026/04/04
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