あらすじ
二十年前、ブラック企業で働いていた三十歳の会社員・白井士郎は、突如“繭化”した。
そして現代、アジア最古の繭がついに孵る。
だが中から現れたのは、どう見ても儚げな白髪美少女。
しかも測定不能の力を持つ、国家監視対象の第一世代だった。
マスコミは大騒ぎ、各国は争奪戦、政府は保護という名の管理を始める。
そんな中、本人だけは鏡を見るたびに混乱していた。
「……俺、こんな声だったっけ?」
見た目は少女、中身は元社畜のおっさん。
だけどその手は、壊れた世界すら繕えてしまう。
これは、二十年越しに目覚めた最古の存在が、
自分の人生と世界の運命に巻き込まれていく異能再生譚。