あらすじ

​「もう僕なんて……死んでもいいんじゃないかな」 ​幸せな食卓は、飢えた狼によって蹂躙された。 両親を失い、逃げ延びた少年アルムの前に現れたのは、鼻を突く刺激臭を纏った謎の男。 意識が遠のく中、男は不敵に笑い、アルムの右腕に【ナニカ】を埋め込む。 少年が目覚めたとき、少年の右腕は黒く血管が脈打つ【異形の根】へと変貌を遂げ、骨を砕き、肉を裂きながら肥大化を続けていく。 少年の悲鳴が誰も居ない森の中で木霊する。 ​なぜ自分だけが、こんな目に遭わなければならないのか。 ​「乗り越えた暁には、君に会うことにしよう」 ​男が残した不気味な言葉の意味とは。 【異形の根】は「救い」か、それとも「引導」か。 右腕に絶望を宿した少年の、残酷な運命の歯車が回りだす――。

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カクヨム
カクヨム2026/04/04
  • 現在の作品僕の腕には『ナニカ』がいる。〜全てを失い異形の腕を持つ少年〜