あらすじ
現代に現れたダンジョンを、富と名声のために「最強装備」と「強力なスキル」で攻略するのが当たり前の時代。
探索者・佐藤(サト)は、世間から「全ロス変態」と蔑まれる異端児だった。
彼が課したのは、現代の常識を全否定する【セルフローグライク縛り】。
装備・消耗品の持ち込み一切禁止
常にレベル1(スキル封印)からスタート
敗北時の戦利品はすべて廃棄
「リソース管理と死の緊張感がない冒険なんて、ただの作業だ」
そう言い放ち、全裸同然で低層を徘徊するサトだったが、ある日、特定の「縛り条件」を満たしたことで、世界のシステムがエラーを起こす。
出現したのは、現代の兵器も魔法も通用しない、入るたびに構造が変わる未知の領域――専用ダンジョン【試練の回廊】。
世のトップ探索者たちが「一撃死のクソゲー」と投げる中、サトだけは目を輝かせていた。
「未識別の薬、モンスターハウス、店主からの泥棒……最高だ。これこそ俺が求めていた本物のダンジョンだ!」
これは、誰からも理解されない狂気のテクニックで、世界を救う「唯一の正解」を導き出していく男の物語。