あらすじ
大切な人を、ふたり失った。
ひとりは、想いを伝えられなかった恋。
ひとりは、もう二度と会えない人。
陸上自衛隊の駐屯地で出会った仲間たちと過ごす日々の中で、
和泉珠紀は“当たり前だった明日”が、突然終わる現実を知る。
――もっと話しておけばよかった
――あの時、気づいていればよかった
後悔ばかりが残る中で、
それでも時間は、残酷なくらい前に進んでいく。
そんな珠紀の隣に、ただ静かに寄り添い続けた存在がいた。
想いを押し付けることもなく、
ただ、そばにいることを選んだ人。
これは、失った先で
もう一度“誰かを好きになる”までの物語。