あらすじ
液化瓦斯の海に聳え立つ円柱状の大陸に、卵から産まれるヒト族が住んでいた。大陸の外周にはヒトが移動するための回廊が設けられている。
ギギルは、殺された妻と卵の仇を討つため大陸を放浪していた。その途中でギギルは巡礼者シンと出会い、そしてふたりは、ふとしたことから女王候補者イオリを預かる。イオリは女王候補者の血に導かれて大陸の最上部にある女王の城に向かい、女王の座を懸けて女王アマテスと戦う宿命を負っていた。
ギギルとシンは、イオリの命を狙う女王の僕「監督使」からイオリを守りながら、女王の城に向かって回廊を上った。イオリの誘拐、オオカミの襲来、戦闘種族ゾルゲルと遭遇、人食い植物の襲来・・・ギギルたちは幾度となく死線を潜り抜けた。その途中で、イオリは背中に翅を得て羽化した。
女王の城では、宰相ゴルムが興した邪教サリー教が秘かに広まり、アマテスはゴルムを恐れてアマノイワトに姿を隠していた。また大陸には、ゾルゲルの襲来というヒト族の危機が迫っていた。
ギギルたちは苦難を経て女王の城にたどり着く。ギギルはゴルムの配下の不死の戦士との戦いの中で、自分が元監督使であり、妻と卵を殺したという封印した過去を思い出す。心に傷を負ったギギルの意識は闇を彷徨うが、イオリを守る使命に気付き自己を取り戻す。
ギギルたちはゴルムを倒し、アマテスを救い出す。イオリとアマテスは女王の座を懸けて戦った。戦いの中でアマテスはイオリの翅を見て、イオリはこの大陸から旅立つ羽化したヒト族を統べる新大陸の女王だと知り、自らの最後と大陸の終焉を悟る。
アマテスは女王の兵士像を動かして襲来したゾルゲルと戦うが、ヒト族が用いた新兵器の暴発により大陸が折れると同時に、アマテスは力を失い死ぬ。
大陸が瓦斯の海に倒れる中で、ギギルとシンは身を挺してゾルゲルからイオリを守る。イオリは女王の力でゾルゲルを駆逐し、羽化したヒト族を導いて新大陸に旅立つ。