あらすじ
トイレに入った。
座った。
覚悟を決めた。
——その瞬間、世界は崩壊した。
トイレットペーパーが、無い。
これはただの悲劇ではない。
これは“存在の問題”である。
観測するまで存在は確定しない。
あると思っていたものは、あるとは限らない。
愛も、友情も、未来も、そしてケツを拭く紙も。
人は「ある」と信じることで生きている。
しかしその信念は、トイレという密室で簡単に裏切られる。
量子力学は言う。
世界は曖昧で、不確定で、観測によって決まると。
だが現実はもっとシンプルだ。
補充してないだけである。
哲学は崩壊し、量子は裏切り、
残されたのは“拭けないケツ”という圧倒的現実。
人はこの極限状態で何を選ぶのか。
尊厳か。
理性か。
それとも——パンツか。
これは、存在と錯覚と、そしてケツの物語。