あらすじ
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したセレフィーナ・アシュクロフトは、ある日ついに“その時”を迎えた。
王立学園の中庭で、王太子からの婚約破棄宣言。
隣には、ゲーム通りに現れた聖女。
――はいはい、テンプレテンプレ。
すべてを理解している彼女は、抵抗もせずその結末を受け入れる。
……はずだった。
「王太子様は、ずいぶんと厳しい方ですね。俺ならそんな思いはさせません」
失意の彼女に寄り添う護衛騎士が、なぜか延々と“寝取り女みたいな構文”を吐いてくるのだが。
しかもこの男、まったく悪気がない。
「その言い方、やめなさいと言っているでしょう!?」
ツッコミが追いつかないまま続く謎の言動。
だがその言葉は、やがて思いもよらぬ形で意味を変えていく。