あらすじ

黒鳴クロトはある日、 「誰かの名前だけ思い出せない」異常に気づく。 写真や履歴には確かに残っているのに、 その存在だけが、きれいに欠けている。 違和感を追った先で彼が辿り着いたのは、 “記憶を売買する市場”だった。 そして知る。 自分は、大切な記憶を自ら売っていたという事実を。 だが、売ったはずの記憶は完全には消えていなかった。 “残響”として彼の中に残り、やがて異能として目を覚ます。 記憶を座標に過去へ触れる力――記憶遡行。 だがその力では、たった一日だけ、どうしても辿り着けない。 欠けた一日。 思い出せない名前。 そして、忘れてはいけなかった“選択”。 それは喪失ではない。 自分自身が閉ざした真実だ。 記憶を巡る葛藤の先で、 彼は自分の過去と向き合うことになる。

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カクヨム
カクヨム2026/04/03
  • 現在の作品残響機関のクロノブレイカー