あらすじ
下級メイドのリゼッタ・アレシュタインは、妹の薬代を稼ぐため王宮で働いていた。
節約のために野草を食べながら生き延びてきた彼女についたあだ名は──『雑草メイド』。
ひょんなことがきっかけで、リゼッタは中庭で冷酷と噂されるヴィルフォード殿下と出会う。
それは、最悪とも言えるような出会いだった。
だが、ある日。
「お前を俺の毒見役に任命する」
ヴィルフォードに淡々と告げられる。
断る理由なんて、リゼッタにはなかった。妹の薬代になるならば。毒のひとつやふたつ、見抜いてみせる。
雑草育ちの舌は、そう簡単には騙されない。