あらすじ
上に行くほど高貴で、下に行くほど卑しいとされる巨大な地下世界。
事故で人の住めない深層へ落ちた名も無き少年が、闇を従える少女サーシャと出会う。
彼女は光の王の娘でありながら、闇の王の力を継いだ異形の存在だった。
知らぬ間に眷属にされていた少年は、地上を目指すサーシャに半ば強制的に同行することになる。
光に支配された階層社会を上へ上へと登る旅の中で、少年は失われた自分の過去と、王によって隠された世界の真実に近づいていく。
これは、闇の王女と名を奪われた眷属が、壊れた王のもとへ至るまでの上昇譚。