あらすじ
20歳の誕生日を迎えた領主の娘アイリスは、貴族のステータスとして人外奴隷を買う為に奴隷市場に連れて来られていた。
これがステータス…?信じられない。
異様な光景に嫌悪感を抱くアイリス。
彼女はひときわ粗末な檻に目を奪われた。
中に閉じ込められたのは緑青色の髪をした青年。外見は人間とほぼ同じだが肌が白く、身体中の傷跡が痛々しく映えていた。
首から下げられた札には『最終処分価格』の文字と二束三文の価格が記されている。
奴隷商人によれば彼は愛玩用に品種改良された人魚なのだが、どれだけ躾けても従順にならない不良品だという。
その言葉に怒りを覚えたアイリスは彼を買い取り、青年にシアンと名付けた。
そして、アイリスは覚悟を決める……
「ここにいる奴隷、全員ください!」
アイリスは高らかに宣言し、人外解放のために戦う事を誓った。