あらすじ
ホラーの定石。
それは、得体の知れない怪異から「逃げ惑う」こと。
だが、彼女たちにその常識は通用しない。
深夜の弁当屋でのアルバイト中。
突如現れたおぞましい口裂けの化け物が、ピカピカに磨いたばかりのレジにヘドロを吐き出した。
呪い? 怨念? 恐怖で腰を抜かす……はずがない。
「お前さ、私に泥かけたよね。これ、ケンカ売ってんの?」
【凪(なぎ)】
普段は息をするのも面倒なほど惰性で生きている限界フリーター。だが、ひとたび実害を与えられればスイッチが入る。相手が都市伝説だろうが悪魔だろうと、『売られたケンカは絶対に拳と凶器で叩き潰す』最凶の狂戦士。
【依瑠(よる)】
現場のパイプ椅子から消火器まで、盤面のすべてを凶器に変える『環境利用』の天才。得体の知れない怪異すら「高価買取の素材」としか見ていない、倫理観ゼロ&現金至上主義のサイコパス。
家賃滞納ギリギリ。いつか猫2匹と暮らせるペット可の綺麗な物件に引っ越したい――そんな野望(と目先の生活費)を抱える社会不適合な社不女子二人は、胡散臭い裏社会のブローカー・佐藤に目をつけられる。
提案されたのは、理不尽な化け物を容赦のない暴力で解体し、その部位を資源として売り払う「裏のギグワーク」だった。
「ホラーみたいな理不尽な展開? 知るか、こっちは家賃払わなきゃいけないんだよ」
迫り来る都市伝説、悪霊、ヤバい人間たち。
圧倒的な恐怖を、それ以上の圧倒的な暴力と、倫理観の欠落した連携で完膚なきまでに蹂躙する。
得体の知れない恐怖を、実力行使でねじ伏せて反撃しろ!
最高に痛快でスカッとする、新感覚のオカルト・バディアクション、開幕。