あらすじ
この小説は、コンテスト用に仕上げたものです。
コンテストの内容は、名言(ネットミーム)を元に、物語をつくること。
今回はあの「水はやべぇだろ」を元に、物語をつくってみました。
……どこのコンテストかって?
この小説を書く前に、私が勝手に作りました。
その名も『ネットミームコンテスト』です。
参加条件は特にありません。
しいて言うなら、愛をもって参加すること。
ネットミームは、雑に使っても面白いけど、愛をもって使うとたまに物語になります。
優勝者には、私から「生まれてきてくれてありがたいで賞」が授与されます。
よかったら参加してください。
――そして、これはそんなコンテストに提出された一作です。
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婚約破棄の夜、火の魔女カグラは婚約者の裏切りにブチ切れ、そのまま敵国へカチコミをかけることを決意する。
だが国境の川で出会ったのは、思っていたような冷酷な敵ではなく、どこか妙で、感情の読めない敵国の将軍ヴァルトだった。
水を恐れるカグラを黙って助け、形式上は捕虜として扱いながらも、ただ静かに話を聞くヴァルト。
婚約者に「消火器」と呼ばれ続けた屈辱。
前世で笑ってやり過ごすしかなかった記憶。
水をかけられた瞬間によみがえった、消えない怒り。
張りつめていた本音を少しずつこぼしていくうちに、カグラは初めて「自分は間違っていない」と言ってもらう。
そして明かされるのは、婚約破棄のきっかけすら敵国側の策だったという事実。
それでもなお、カグラは気づいてしまう。
自分がたどり着いたこの場所が、ようやく笑える場所だったのだと。
これは、傷を抱えた火の魔女が、
敵国の将軍と出会い、怒りの先で少しずつ自分を取り戻していく物語。