あらすじ
東京の郊外にある私立高校、馬溜高校。
どこにでもあるような普通の学校で、生徒たちはいつも通りの生活を送っていた。
しかしある朝、奇妙な出来事が起こる。
生徒や教師たちの首元に、黒い数字が浮かび上がっていたのだ。しかもその数字は、石鹸で洗っても、薬品でこすっても消えることがない。原因も意味もわからないまま、学校ではその数字がちょっとした話題になり、「数字が高い方が勝ち」などと半ばゲームのように盛り上がっていく。
そんな中、首の数字が「1」だった生徒、田原雄大が突然倒れる。
胸を押さえ、嘔吐し、そのまま救急搬送されるが、翌日、死亡が確認されたことが学校で告げられる。
偶然にしては奇妙すぎる出来事。
そして次第に浮かび上がる、一つの不気味な可能性。
――首に現れた数字の順番に、人が死んでいくのではないか。
陽気で頭の切れる鈷川結衣、運動部の体育会系で地頭のいい篠原圭介、そして皮肉屋で冷静な山崎蓮司。
三人はこの不可解な現象と連続する死の謎に疑問を抱き、独自に調べ始める。
だがその頃、学校ではすでに次の数字を持つ人物が、静かに“順番”を迎えようとしていた。
数字は誰が刻んだのか。
なぜ人は死ぬのか。
そして、この“カウント”の終わりに待つものとは――。