あらすじ

七年前、家の火災で恋人ミチコは姿を消した。 遺体は見つからず、彼女は両親殺害の容疑者として指名手配されている。 残された私は、ただ生きているだけの抜け殻となった。 春、紹介で入社した小さな事務所。 そこで与えられた席は、異様に冷たい椅子だった。 体温を奪うような冷気。 奇妙な「四月の心得」。 そして、耳元で囁かれる声。 「見つけた」 それは、あの火事の夜に聞いた声と同じだった。 焼け残った想いは、形を変えてなお存在し続ける。 これは、終わることを許されなかった二人の記録。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/04/02
  • 現在の作品残り火