あらすじ

殺して、奪って、強くなる。そんな世界の『正解』から、俺は弾き出された。 …… 全生物が心臓に宿す魂の核――魂核(ソウルコア)。 生物を殺せば、砕けた魂核は光となって勝者の魂核へと溶け込み、万能の魂力(ソウルエナジー)へと昇華される。 魂力を宿した適性者(アデプト)が、魂術(ソウルアーツ)を振るい、栄光を掴む世界。 だが、奴隷の少年・ミロクは、魂力を一切蓄えられない……非適性者(レイン)だった。 どれほど魔族を殺そうと、奪った光は力を与えることなく霧散し、魂術という恩恵に触れることさえ叶わない。 代わりにミロクが得るのは、喰らった魔族たちのドロドロとした生前の記憶という、脳を焼く呪い。 ただでさえ不遇なミロクに対し、世界はさらなる絶望を彼に強いる。 魔王討伐遠征軍の戦いの果て、ミロクは魔王城の地下、生還不能の深淵「奈落」へと落ちることとなる。   ――そこで待っていたのは、魂核となって彷徨う【魔王】だった。 これは、ある一人の奴隷が、身に宿した【災厄】と共に成り上がる物語。 自由(魔王復活)へ向かっていく……旅路である。

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カクヨム
カクヨム2026/04/02
  • 現在の作品滅びた魔王を宿す者の崩壊路