あらすじ
とある小説の文芸賞からデビューし、商業出版、漫画原作をそれなりに手掛けた私。
しかしまったく売れず、底辺を這いずり回る日々を送っている。
とある創作指南書に、このような文言があったのを思いだす。
「作家になるのは簡単だ。作家を続けることのほうが何倍も難しい」
私はそれを真に受けなかった。
私は違う、作家を続けられる人間だと信じて疑わなかった。
だが現実は残酷だった。
減り続ける仕事、収入、編集さんとの付き合い。
一切話題にならない新作。
次々と訪れる打ち切り。
心のどこかで「自分には才能がなかった」と理解しても、別の道に進むにはすでに手遅れな現状。
夢と希望、全能感あふれる作家生活は終わった。
目の前にあるのは、自身の才能の枯渇に対する絶望、化け物じみた他者の才能に対する戦慄と諦め、次々と芽吹きだす若い才能に対する羨望と焦燥。
ここは売れなかった作家の嘆きを吐き出すクソみたいな駄文置き場。
無慈悲な現実に打ちのめされてなお諦めきれない、愚か者の現実を綴った日記である。
作家を目指す人は、「こんな奴にならないように」と反面教師にしてほしい。
気が向くままに、不定期に更新していきます。