あらすじ

『これが夜なのだと僕はこの時初めて理解した』 物心ついたときから孤児院に閉じ込められていた少年“芥リオ”。彼にとっては七畳程度もないこの部屋の中こそが世界だった。彼は外の世界を知ることなく、“先生”......荻原理央と共に生活を送ってきていた。そんなある日、先生が不可解な失踪を遂げる。 『もし時が来れば私を探しにきなさい』 先生の言葉に従い孤児院を抜け出したリオが見たのは、冷酷ながらも美しい、夜の姿であった。丸く夜闇を切り取る街灯、点滅を繰り返すネオンライト、そして、誰一人として人の存在しない夜の街。 浸るような高揚と静かな征服感、そのすべてを穿つ理由のない恐怖。 人のいない夜の街、そこには人に代わる何かが跋扈していた。

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カクヨム
カクヨム2026/04/02
  • 現在の作品Ghost Identity