あらすじ

公爵令嬢マリリッタは、四十年間、罪人だった。 婚約者の弟に横恋慕し、純潔を奪おうとした女——そう決めつけられ、離宮に幽閉されたまま老いた。妹ジュリリッタの顕彰状を書き続けながら、誰にも真実を告げられないまま。 死の淵で「あの日に戻れたなら」と願った瞬間、意識が十九歳に飛んだ。 今度は黙っていない。四十年分の重さを持ったまま、マリリッタは静かに妹の前に立つ。そこへ現れた大聖堂の聖女が告げた言葉は、冤罪の裏に王子の保身が絡んでいたという、誰も知らなかった真実だった。 罪人が罪人でなくなる日。 聖女は嬉しそうにはにかんだ。

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小説を読もう2026/04/02
  • 現在の作品四十年間、妹の名前を書き続けた手で、今度は妹の罪状を書きます