あらすじ

「……っ、はぁ。……たす、けて。……吸わせて、くれ」 俺、佐藤和馬は絶望していた。季節の変わり目、重度の喘息発作。 死にそうな喉から絞り出した掠れた声は、しかし――。 「結婚してください!!」 「その吐息、録音させてっ!」 なぜか、聴く者すべてを骨抜きにする「伝説のハスキーボイス」へと変換されていた。 本人は酸欠で三途の川が見えているのに、周囲は色気の致死量で天国が見えている。 コンビニで、リモート会議で、病院の受付で。 命がけの「ゴクッ」という嚥下音さえもが、深夜のジャズバーのような色気を放つ。 これは、不健康すぎる喉を持つ男が、意図せず世界を陥落させてしまう、命がけの勘違いコメディ。

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小説を読もう2026/04/02
  • 現在の作品『喘息の発作で死にそうな俺の声が、なぜか「伝説のイケボ」として全女子を陥落させている件』