あらすじ
朱色のゲートウェイ ー祝詞ー 続編
事代が建立してきた八本の鳥居は、
それぞれの時代の「負債」を象徴している。
江戸: 飢饉の沈黙を吸った「1本目」と、
明治:文明開化の誹謗中傷を刻印された「2本目」。
昭和中期: 電波の寵児として消費された「3本目」と、
昭和末期:バブルの強欲をヘドロに変えた投資家「4本目」。
平成: 災害後の忘却に消えた少年「5本目」、
令和:ネット炎上の毒杯を飲んだ教師「6本目」、
SNSの承認欲求に砕かれた「7本目」、
そして自粛社会の拒絶に窒息した看護師「8本目」。
これら八本のご神体が機能不全を起こすたび、
史実における「明暦の大火」「戦争」「大震災」といった形で
負債は溢れ出し、国を焼き払ってきた。