あらすじ

※全5話・本日完結 油と煤の匂いがついた伯爵令嬢アデル・ヴァレンは、王宮の夜会で婚約者の第二王子から婚約破棄される。 理由は単純だった。王妃になるはずの女が、宝石より導銀線を好み、舞踏会より工房に籠もり、壊れた魔道具ばかり拾ってくるからだ。 だが婚約破棄の最中、アデルは天井の魔導灯を見上げて告げる。 「婚約破棄の前に失礼しますが、その魔導灯は今夜落ちます」 誰も信じなかった。 けれど直後に魔導灯は故障し、夜会は半ば停電状態になる。 その場にいた辺境伯ユリウス・フェルナーは、アデルの眼と腕を見込んで依頼する。 北の港町で、領地を支える古代灯台が壊れかけているのだと。 王都を追い出されること自体には未練がない。 だが、辺境に古い灯台と空き工房があると聞いた瞬間、アデルの心は決まった。 辺境で彼女が見つけたのは、寿命で壊れた灯台ではなかった。 長年、素人に“間違って直され続けた”灯台だった。 壊れたものの癖に耽溺する修繕師令嬢が、灯台を直し、港を救い、最後には工房つきで求婚されるまでの物語。

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カクヨム2026/04/02
  • 現在の作品婚約破棄された魔道具修繕師令嬢、辺境の灯台を直したら工房つきで求婚されました