あらすじ
村で“触れてはならないもの”として生きてきた少女・小夜は、鬼のもとへ嫁ぐことになった。
山奥の屋敷で出会ったのは、静かに佇む一人の鬼。
春の夜に降る不自然な雪。
そして、初めて聞くはずなのに、どこか懐かしさを帯びた声。
忘れている記憶。
触れられない距離。
惹かれてしまうのに、なぜか届かない理由。
それでも少女は、目を逸らさないことを選ぶ。
知らないままでいることよりも、知ることを望んだから。
これは、与えられた結末に従う物語ではない。
どんな真実を知っても、それでも自分で選び取るための物語。
※本作はTALESにて先行掲載中です。