あらすじ
この世に存在するあらゆる物質や現象を、無限に生み出す力――“無限”。
その力はなぜか日本でのみ発現し、世界を混乱に陥れた。
各国からの圧力を受け、日本は無限保持者を管理・教育するための孤島――神憑島を設立する。
そこには、火、水、鉄、爆発など、強力な無限を持つ者たちが集められていた。
そんな中、一人の少年が与えられた能力は――無限『針』。
「裁縫でもしに来たのか?」
そう嘲笑されるほど地味で弱い能力。
だが、その本質はまったく別のものだった。
この世の物質には必ず“隙間”がある。
彼の針は、それを通る。
見えないほど細く、無数に、そして正確に。
気づいた時には、すでに終わっている。
さらに彼は、無限に“状態”を付与する異質な存在だった。
透明化、硬度変化、遅延、罠化――。
それはもはや“針”ではない。
最弱と呼ばれた無限が、すべてを覆す。