あらすじ

勇者パーティーの料理係兼雑用係だった青年レインは、ある日突然「役立たず」として追放される。戦闘能力も特別な加護もない彼に残されたのは、最低限の生活道具と、長年培った料理の腕だけだった。 途方に暮れながら街を出たレインの後を、なぜか王国の聖女フィリアが当然のようについてくる。 理由を問えば、彼女は首を傾げて言う。「あなたのご飯が、一番美味しかったからです」。清楚で神聖な存在として国民から崇められている聖女は、実は生活能力が壊滅的で、距離感もどこかおかしい天然少女だった。 仕方なく始まった二人旅。野営のやり方も知らず、魔物に怯える様子もないフィリアに振り回されながら、レインは彼女の世話を焼く日々を送る。だが、いざ魔物が現れれば、彼女は無自覚のまま勇者を凌ぐ力を発揮してしまう。フィリアは「守られる存在」ではなく、「守る側」の力を秘めていたのだ。 旅を通じて、フィリアは少しずつ“聖女”ではなく“一人の女の子”としての感情を知っていく。 笑うこと、拗ねること、甘えること、そしてーー恋をすること。 一方、勇者パーティーはフィリアを失ったことで崩壊寸前に陥っていた。聖女の加護に頼り切っていた彼らは、真実に気づき始める。だが、もう遅い。 これは、追放された青年と、ついてきてしまった最強で最かわな聖女が、本当の居場所を見つけるまでの物語であ〜る。

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カクヨム
カクヨム2026/04/02
  • 現在の作品勇者パーティーを追放されたけど、聖女がついてきた