あらすじ
死刑囚が最後に選んだのは、からあげ定食。しかも骨あり。
理由?知らん。本人も「さあ」って言ってる。
一口食う。カリッ。
二口目でむせる。延期。
翌日また聞かれる。「最後に食べたいものは?」
「からあげ定食。骨ありで。」
これを17年やる。
なんだこの地獄みたいなループは。
いや違う。これは“人生”だ。たぶん。知らんけど。
看守は老ける。
男はむせる。
記録は増える。
意味は増えない。
レモンは、ずっと使われない。
気づいた頃には、あなたもこのループにいる。
カリッ。むせる。延期。カリッ。むせる。延期。
で、最後に何を言い残すかって話なんだけど――
まあ読め。考えるな。いややっぱ考えろ。どっちでもいい。
これは、
哲学かもしれないし、ただのからあげかもしれないし、
あるいはレモンの入れもんの話かもしれない。