あらすじ
深夜2時のドラッグストア。激しい雨の中、ずぶ濡れで駆け込んできたのは学校一の美少女・一ノ瀬陽葵だった。
絶望に震える彼女に、俺は彼女が口を開く前に「必要な薬」を差し出した。
「どうして、私が欲しいものを……お母さんの病気のことまで知ってるの?」
困惑する彼女に、俺はただの「親切な店長」として微笑み、傘を貸して送り出す。
――だが、彼女はまだ知らない。
目の前の男が、自分を救うためだけに24年分の人生を二度も捨ててきた、狂信的な執念の塊であることを。
一度目は、無力な同級生として。
二度目は、パチンコ店長として成功したが、場所と時間が合わずに。
三度目の今、俺はあえて全日制を辞め、定時制に六年通い続けてこのレジで「その瞬間」を待ち構えていた。
「今度は、絶対に離さないからな」
完璧すぎるタイミングと、過剰なまでの優しさ。
それをぶつけられた「氷の令嬢」は、初対面の店長を「運命の王子様」だと勘違いして、とんでもない勢いでデレ始めてしまい……!?
重すぎる愛を抱える店長と、無自覚に懐きすぎる美少女。
二度死んで辿り着いたのは、復讐劇ではなく、最高に甘くてちょっぴりエッチな「ご褒美」な毎日でした。