あらすじ
「――社長に近付かないでください。世界が壊れます」
普通のOL・ナイルは、ある日突然エネルギー企業の社長秘書に任命される。
相手は“太陽の家系”――感情がそのまま熱やエネルギーとして世界に影響を与える危険人物、ホープ。
そしてナイル自身もまた、“月の家系”。
本来は太陽を制御する存在のはずだった。
しかし――なぜか彼女だけは、社長の力を抑えるどころか“増幅”してしまう。
近づけば暴走、離れればさらに不安定。なぜか、触れそうな距離だけが唯一の安定条件。
「お前が一番安定する」
「……最悪です」
距離を取りたいのに取れない。優しいのに危険すぎる社長との、強制密着生活が始まる。
――さらに現れたのは、“星の家系”の観測者・オリオン。二人の関係を「ただの現象」と切り捨て、合理的に排除しようとする。
「それは恋じゃない。ただの共鳴だ」
感情が動けば世界が揺れる。近付くほどに壊れていく。
――それでも、この距離をやめられない。
これは、恋と災害が同時に進行する宇宙が舞台の異常系ラブコメSF。