あらすじ
朝が怖い。
起きられない。間に合わない。ちゃんとできない。
そんな“普通にできるはずのこと”に、静かに置いていかれている主人公。
ある日、バイトに遅刻した朝。逃げるように立ち寄ったコンビニで、ひとりの店員と出会う。
特別優しいわけでも、励ましてくるわけでもない。ただ、当たり前みたいにこう言った。
「起きれない日は、起きれないんで」
その何気ない一言が、張り詰めていた心をほどいていく。
仕事、将来、家族、そして自分自身。
“ちゃんとできない自分”と向き合いながら、それでも誰かと関わってしまう日々。
これは、劇的な成功も奇跡も起きない。
でも確かに、少しずつ人生が動いていく物語。
——朝になれない人たちが、それでも生きていく話。