あらすじ

魔力、測定不能。 ゼロですらない。測定不能。 聖女候補の試験で「機器の故障かと思いました」と言われた少女リーゼには、前世の記憶がある。 日本で食品科学者をしていた二十八歳。究極のだしを追い求めて死んだ、ただの料理バカだ。 異世界に転生して十二年。魔力は相変わらずゼロ。 でも、料理の腕だけは誰にも負けない。 聖女にはなれなかったけれど、代わりに帝都魔術学院の厨房で働くことになった。 ――正直、厨房の方が百倍嬉しい。 ところが、彼女の作る料理には不思議な力が宿っていた。 食べた人の傷が癒え、疲れが消え、時には涙が溢れる。 鍋の中身が、金色に光る。 魔力は使っていない。ただ、食材の声を聞いて、丁寧に作っただけ。 それは百年前に禁じられた失われた魔法――「エッセンス」だった。 味覚が鋭すぎて何も食べられない氷の皇子。 プライドが高すぎて学院の食事が喉を通らない侯爵令嬢。 百年前の主人を待ち続ける皮肉屋の老猫。 気がつけば、鍋ひとつで帝国を揺るがしていた。 これは、聖女になれなかった少女が、料理で世界を変える物語。

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小説を読もう2026/04/01
  • 現在の作品【コミカライズ連載中】魔力ゼロで聖女試験に落ちましたが、私の作るごはんは魔法より効くみたいです ~味のわからない皇子殿下の専属料理人になりました~