あらすじ

ギルドでネズミ駆除の依頼を選ぼうとしていたら、見知らぬ最強の女戦士に殺された。 「お前が何かしたんだろう。解除しろ」 意味がわからないまま生き返り、意味がわからないまま問い詰められる。彼女いわく、俺を見た瞬間から頭がおかしくなったらしい。頭から離れない。胸が苦しい。視界にいると落ち着かない。いないともっと落ち着かない。 ——それ呪いじゃなくて、たぶん別のアレだと思うんですが。 とは言えない。言ったら殺される。殺されても生き返るけど、精神的にはきつい。 「解けるまでお前は私のパーティーだ」 拒否権なし。Sランク最強の女戦士と、Dランクのネズミ駆除員。世界で最も非対称なパーティーが爆誕した。 貢献度ゼロ。経験値ゼロ。でも報酬は頭割りで見たこともない大金が入ってくる。依頼先では毎回「そちらのお連れの方は?」と聞かれ、毎回「呪いです」と紹介される。 解呪の方法を探して各地の賢者を訪ねるが、誰もが答えを知っているのに、誰も言えない。世界最強の女戦士に「それ恋ですよ」と告げる勇気のある人間は、この大陸にはいなかった。 彼女はただ真っ直ぐに、自分の症状を報告する。朝起きたとき最初に考えるのがお前のこと。夜寝る前に最後に考えるのもお前のこと。お前が作ったスープを飲むと症状が緩和される——呪術的成分が含まれているに違いない。 全部ただの恋なんだけど。 恋という言葉を持たない最強の女戦士と、恋愛感情を認識できないDランク冒険者の、かみ合わないまま進む二人旅。外から見たら完全にラブストーリー。中の人たちだけが気づいていない。

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小説を読もう2026/04/01
  • 現在の作品お前はいつ俺に呪いをかけた