あらすじ

勇者《カイル・ヴェルナー》は、担当していた第十九魔王《霧喰いのザルヴァ》の討伐を目前にして、致命的なミスを知る。 勇者契約の更新期限が、昨日で切れていたのだ。 この世界で勇者は唯一の英雄ではない。 国家に認可された「魔王討伐の契約者」に過ぎず、契約を失効すれば担当魔王は公開競争入札に回されてしまう。 進捗は七割。 ここで担当を奪われれば、これまでの苦労は水の泡。 だが、王都冒険者管理局の勇者契約管理官《リシェル・アーデン》は告げる。 正式な担当でなくても、魔王を倒す方法はある、と。 必要なのは、面倒な書類。抜け道じみた制度知識。 そして、新しい担当が決まる前に魔王を討伐して帰ってくるだけ。 これは、契約を切らした勇者が、制度と書類と理不尽に振り回されながらも、自分の担当魔王を取り返しに行く物語。 剣と魔法の世界で最後にものを言うのは、英雄譚ではない。 期限厳守と、特例申請である。

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小説を読もう2026/04/01
  • 現在の作品魔王討伐の契約更新を忘れた俺、担当魔王を横取りされる前に倒しに行く