あらすじ

男子高校の茶道部は廃部の危機に瀕していた。やる気のない部長・伊達要のもと、実家が和菓子屋の織田信行は、文化祭で客を集めるため「無難ではない和菓子」を作ることになる。副部長の古田国重や後輩の千波久利を巻き込み、試作と失敗を重ねる中で、織田は和菓子作りの面白さに目覚めていく。 しかしその裏で、伊達と古田の関係に歪みが生じていた。伊達の想いに対し、古田は妹との結婚を提案するなど、善意のまま一方的に距離を詰めようとする。関係は次第にこじれ、部内の空気も揺らいでいく。 文化祭当日、茶道部は多くの客で賑わい、部としては穏やかな終わりを迎える。伊達と古田も一応の決着をつけ、日常は元の形を取り戻したかに見えた。 やがて春。茶道部は書道部と合併し、新たな活動が始まる。伊達は織田の店で働き始め、変わらない関係が続いていく一方で、織田はこれまでの出来事を振り返る。和菓子作りや人間関係を通して、自分なりのやり方で状況を動かしてきたことを自覚した織田は、この日常を守るためならどんな手段も選ばないと静かに決意する。

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カクヨム
カクヨム2026/04/01
  • 現在の作品男子茶道部、抹茶より恋を点てたい。