あらすじ
深夜、夫から届いた一本のメッセージ。
「迎えに来て」
言われるまま駅へ向かった私は、そこで“知らない女”と並ぶ夫を目撃する。
終電を逃した同僚――そう紹介されたその女と、夫はなぜか後部座席に並んで座った。
そしてバックミラーに映ったのは、
固く繋がれた二人の手。
問い詰めることも、泣き叫ぶこともせず、私はただ静かに決意する。
――全部、終わらせよう。
同級生の弁護士に相談し、証拠を集め、完璧な形で追い詰める。
油断しきった夫と不倫相手が迎えたのは、逃げ場のない現実だった。
慰謝料、社会的信用、そして関係――
すべてを失った二人。
一方で私は、過去を切り捨て、新しい人生へと踏み出していく。
これは、
「気づかないふりをやめた妻」が手にした、
静かで痛快な完全勝利の物語。