あらすじ
第33回電撃小説大賞の応募要項に基づき、以外ネタバレありのあらすじとなります。
新学期、中高一貫のお嬢様学校である聖キリエ学園に、素行不良の問題児、礼瀬伊織が入学してくる。校則も常識も守らない伊織の姿に、今まで温室で大切に育てられてきた望月涼花は衝撃を受けてしまう。
涼花は新しいクラスで学級委員に選ばれると、担任から伊織の世話を焼くように言いつけられた。
その縁で何かと伊織のそばにいるようになった頃、クラスメイトの一軍女子、月岡メグに呼び出されて「礼瀬伊織をハブろう」と誘われる。
生真面目で曲がったことが嫌いな涼花は、その場ですぐに「虐めには加担できない」と断るが、それが転機となって次の虐めのターゲットにされてしまった。
友人やクラスメイトたちからも無視されて、徐々に居場所を失っていく中、涼花に話しかけてきたのは伊織だった。
ぶっきらぼうながらも、クラスで浮いてしまった涼花を見捨てることなくそばにいてくれる伊織に、涼花は「どうしてそばにいてくれるのか」と尋ねる。
すると、伊織は自身が昔虐められていたこと、そして、だからこそ虐めを見過ごせないことを話してくれた。
伊織は「月岡メグを倒そう」と提案してきて、ある作戦を打ち立てる。
それは、涼花が囮となってメグたちが虐めを主導している決定的な証拠を掴むというプランだった。
涼花がそれに頷き、いざ決行すると、面白いくらい簡単に証拠の動画が撮れる。
「卑怯者!」と謗る声に「卑怯者はどっちだよ!」と伊織が返し、涼花と伊織は手を繋いでそこから逃げ出した。
そして後日、涼花たちが学園に提出した動画が動かぬ証拠となって、メグたちは学園を去った。
クラスメイトたちとの関係も元に戻り、「元の友達とツルめよ」と言う伊織に、涼花は「友達になって欲しい」と詰め寄る。
涼花の熱意に負けて、伊織は満更でもなさそうな顔でその誘いを受けるのだった。