あらすじ
ナンパされていた女子高生を助けたその瞬間、世界は光に包まれた。
次に目を覚ました時、俺――ルイは赤ん坊になっていた。
しかも、隣の家にはあの時助けた彼女がいる。
やがてお互いに前世の記憶を取り戻し、気づく。
彼女はただの女子高生じゃない。
“ジャンヌ・ダルク”としての記憶を持っていた。
神の声に導かれ、人々を動かすカリスマ。
奇跡のような回復の力。
そして、戦場に立つ覚悟。
だが俺は違う。
剣は振れても、頭は悪い。特別な力もない。
――ただ一つを除いては。
五歳の時、俺には“見えないノートパソコン”が現れた。
この世界には存在しない、前世の知識に繋がる唯一の武器。
彼女が“聖女”なら、俺は“現実”だ。
やがて戦乱の中、彼女は運命に選ばれ、そして――捕まる。
それは、かつてジャンヌ・ダルクが辿った結末と同じ未来。
だが。
「同じ結末にはさせない」
これは、処刑されるはずの少女を救うため、
何も持たなかった少年が戦い抜く物語。
神に選ばれた彼女と、隣にいた俺の――やり直しの戦記。