あらすじ
「……最悪だ。生存確率は完全に『0%』になった」
銀河連邦の果て。絶望的な戦場で味方を逃がすための『殿(しんがり)』を務め、命を散らした独立特殊部隊――通称『犬(ハウンド)』の最強バディ、アルとバルド。
幾度も死線を潜り抜けたエリート軍人が目を覚ましたのは、剣と魔法のファンタジー世界の辺境の村。しかも、自分の排泄すらコントロールできない赤子の肉体だった。
村の外には魔獣がうろつく危険地帯。
脆弱すぎる肉体に絶望した二人は、己の命を守るため、前世の軍事知識と未知のエネルギー『魔力』を掛け合わせ、狂気の肉体魔改造を開始する。
長すぎる魔法の詠唱は、『戦術短縮詠唱(タクティカル・コード)』へ。
物理法則を極めた「ゼロ距離パイルバンカー」と、魔力の爆発的トルクで底上げした瞬発力をもって、未開の森の魔獣を蹂躙する。
理不尽なファンタジーの常識を書き換え、大真面目に生存戦略を実行していくエリート軍人の二人。
……だったのだが。
「あの子たち、毎日泥んこになって可愛いわねぇ。……あら、こんなところに焚きつけにちょうどいい木の枝が」(バルド母)
「あら、ここ土が変に盛り上がってるわ。躓いたら危ないわね」(アル母)
彼らが心血を注いで構築した完璧な軍事トラップ陣地は、平和な村の母の日常に為す術もなく笑顔で粉砕されてしまい……!?
大真面目な軍人たちの生存戦略が、大人たちからは「微笑ましいお遊戯」と勘違いされる、すれ違いの開拓生活。
だが、11歳の春。平和な日常は、理不尽な暴力によって破られる。
辺境の村を強襲するため、北の山岳を越えて現れた数百人の他国正規軍。
村の大人たちが絶望し、パニックに陥る中、ただの「優秀な子供」だと思われていた少年たちは、大人たちの前に『敵兵から奪った剣』と『完璧な避難手配書』を叩きつけ、冷徹な指揮官の顔で宣言する。
「俺たちが『殿(しんがり)』を務める。皆が無事に逃げるには時間が足りない」
微笑ましい勘違いコメディから始まり、やがて極上のミリタリー戦記へと変貌する、圧倒的カタルシスのファンタジー、開幕。
※本作はAIを壁打ちや下書き補助、誤字修正として利用し、作者本人が構成の構築および大幅な加筆修正・推敲を行って執筆したオリジナル作品です。
※「小説家になろう」「カクヨム」にて重複投稿しています。