あらすじ
大昔水不足にあえぐ人々の中から竜と友人になった人間が現れた。その人は竜へ自分の大切な宝石をさしだし、竜は友に水を生み出す〈竜の息吹〉を与えたという。それはただの昔話ではない。『竜と英雄の物語』は誰もが知っている竜と人との関係の最初の物語で、それを裏付けるように都市の中央には竜がやってくる。
ルイス・レイガートは竜の世話ができる念願の〈竜仕官〉になり、相棒の竜との関係も良好で、日々充実した生活を送っていたが、外でも内でもなにやら不穏な影がちらついているらしく平穏には行かないみたいだ。そんなとき、ルイスは〈竜の庭〉に侵入する何者かに遭遇してしまう。その者は嫌な気配をさせる宝石を持っていてどうやら様子がおかしい。身の危険を感じたルイスは逃げることを選んで、逃げた先で不思議な男と出会う。
そんな都市と竜と人をめぐる物語。
第一章完結済み