あらすじ
12歳で行われる「信仰適性検査」。
それは、この世界におけるすべてを決める絶対の基準だった。
どの神を信じるかによって、使える魔法が決まる。
適性を持たない者は存在しない――はずだった。
だが、少年ルクスに下された判定は・・・。
『該当なし』
前例のない結果とともに、彼は「特別保護施設」へと送られる。
そこは保護を名目にした、観察と記録の場所だった。
規定通りに行われるはずの魔法。
安全とされるはずの手順。
それでも、なぜか起こる"不安定"。
ルクスは、その違和感に気づく。
順序が違う。
前提がズレている。
――そもそも、この世界の"魔法"は正しく理解されているのか?
信仰を持たない少年が、
誰も疑わなかった前提を崩していく。
これは、魔法の物語ではない。
ルールを暴く物語だ。