あらすじ
この学園都市アルビオンでは、近年多くの事件が発生しているらしい。
らしい、というのは僕がその内容の7割は把握していないから。
でも考えてみればごく普通の話だと思うのだけれど、身近でもなんでもない対岸で起きた出来事を把握なんてしているわけがないのは当たり前の話だ。
ましてやただの劣等生モブである平凡な僕──ミスティ・ロールが事件を制御できるわけがないのだ。
「……で、それらの事件を主導したのが僕、だと?」
「はい! ですから私に、その手腕を是非見せていただきたいな、と思いまして!」
彼女、シア・フォイルはナイフを突きつける。
もし僕が“違う”のならば、そのナイフを以て刺し殺すと。
だから、僕はこう言うしかなかったんだ。
「……はぁ。まぁ、好きにしていればいいんじゃないかい?」
「はい! 好きにさせていただきますね!」
だから僕は、彼女に殺されないために騙し続けなければならない。
──モブの僕にはあまりに分不相応な、世界を支配する黒幕を。
それが最終的に、世界に大きな影響を与えるとしても。
僕の知ったことではないのだけれど。
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先日投降した作品のリメイクになります。
→リメイク前タイトル『全てを裏から支配する黒幕に勘違いされてるけれど、僕はただのモブなんです!』