あらすじ
守れなかった。
それが、すべての始まりだった。
“感覚《センス》”――人が生まれながらに持つ異能の力が存在する世界。
その力で異形と呼ばれる怪物と戦う時代において、蒼月 空は“無感覚者《ナンセンス》”として生きていた。
だがそれは、嘘だ。
彼はかつて、大切な存在を守れなかった。
その罪悪感から、自らの力を捨てているだけだった。 
そんな空の前に現れたのは、氷を操る少女・白雪 美景《みかげ》。
「守るため」に戦う彼女との出会いが、止まっていた時間を動かす。 
異形の襲撃。
崩壊する日常。
そして、再び突きつけられる現実。
――守れないままでいいのか。
やがて空は、自らの力と向き合うことになる。
そしてその先で出会うのは――
かつて失踪した父。
それは、本当に“父”なのか。
守れなかった少年が、もう一度“守る”ことを選ぶ救いのための物語。
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