あらすじ
社畜として過労死した二十八歳の会社員・桐島零は、神様のうっかりミスで異世界に転移してしまう。
謝罪として渡されたのは、チート級の戦闘スキルでも無限の金貨でもなく——「世界設定原本」。
読めば読むほど、この世界の全てが分かる。どこに埋蔵金があるか。勇者の隠し設定は何か。魔王の弱点はどこか。果ては「このヒロインは実は○○である」という衝撃の真実まで。
でも、零が選んだのは、勇者として世界を救う道ではなかった。
「そんな面倒なこと、誰かに任せればいい。俺は一生安全に暮らせればそれでいい」
情報という最大の武器を手に、最前線から遠ざかりながら最強の地位を目指す男の、ちょっとズルくて案外まっとうな異世界生存記。