あらすじ
目が覚めるとそこは魔獣が棲む危険な森の中だった。
神に転生させられた少女・リリィは幸運の青い鳥と共に森の中での暮らしを始める。
魔法は強すぎてうまく扱えず、異世界の常識も分からない。
それでも、静かな森での生活はどこか心地よくて——リリィはのんびりとした日々を過ごしていた。
そんなある日、森の奥でひとりの彼を拾う。
傷だらけで倒れていたその彼を助け、傷が治った後も定期的に森へ通いリリィに会いに来る。
本を持ってきたり、食べ物を置いていったり。
気づけば彼はリリィのもとを訪れる“いつもの人”になっていた。
最初はただの出会いだったはずなのに、
少しずつ距離は縮まり、やがて彼にとってリリィは——帰る場所になっていく。
これは、魔獣の森で暮らす少女と、
秘密を抱える彼がゆっくりと関係を紡いでいく物語。