あらすじ

社畜SE・早川智也、二十四歳。ギャルゲー『桜花センチメンタル』の全ルートをコンプした翌朝、目を覚ましたら――ゲーム主人公・蒼井晴希の体の中にいた。 全選択肢、全フラグ、全好感度の閾値。攻略wikiを暗記したと言っても過言ではない俺にとって、この世界は"答えのわかっているテスト"でしかない。幼馴染ヒロイン・桜庭茉莉ルートで、最短最効率のハッピーエンドへ――イージーモードの学園生活の、はじまりはじまり。 そう、思っていた。 順調に茉莉の好感度を積み上げ、相合傘イベントを決めた、ある夜のこと。視界の端に現れた半透明のウィンドウに、俺は凍りついた。  『桜庭茉莉 好感度:72 闇:0』  『雪代彩音 好感度:15 闇:38』  『九条ひなの 好感度:12 闇:42』  『幽木時雨 好感度:10 闇:45』 闇パラメータ。 ネットの考察界隈で都市伝説扱いされていた、表示されない隠しパラメータ。俺が茉莉の好感度を上げるたび、選ばれなかった他の三人の"闇"が、着実に積み上がっていた。 氷のような眼差しで俺を観察し始めた法医学オタク、雪代彩音。 不穏な未来を予知する絵を描きはじめた美術部の少女、九条ひなの。 赤インクで歪な脚本を書き綴る元天才子役、幽木時雨。 原作ゲームでは絶対にありえなかった変化が、三人のヒロインに起きている。 この数字が、100に達したら――何が起きる?

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カクヨム
カクヨム2026/04/23
  • 現在の作品ギャルゲーの主人公に転生したが、ヒロインの好感度を上げるたびに他のヒロインの『闇パラメータ』が上がっていく