あらすじ
魔族との大戦が終結してから、187年の歳月が流れた。
その勝利から、アステロン・ヴァン・グレイスタシアによってグレイスタシア王国が建国された。現在、この王国は民から愛される賢明で公正な君主、グラハム・ヴァン・グレイスタシア国王によって統治されている。彼の治世のもと、国は長く平和な時代を享受してきた。
しかし、平和とは往々にして、はるかに巨大な何かが訪れる前の、ほんの短い休息に過ぎない。
人生の最期の日々に、一人の年老いた司祭が、定命の者が見るべきではない幻視を見た。彼は、戦争によって引き裂かれる世界を見たのだ。
魔族が再び立ち上がり、光がそれに立ち向かった。
しかし、幻視はそこで終わらなかった。その二つの間に、別の何かが現れた。それは戦争から生まれたものでも、魔族から生まれたものでも、光から生まれたものでもなかった。
その両者よりも古い闇。それは征服のために来たのではなかった。救済のために来たのでもなかった。
その前では、優しさも残酷さも同じものの裏表に過ぎず、時が来れば消え去る運命にあるものだった。
そして、形を得たその欠片がついに目覚める時、世界はもはや戦争の瀬戸際に立つことはない。
むしろ、これまで存在したすべてのものの、終わりの瀬戸際に立たされるのだ。