あらすじ
【殺し屋になるべくして育てられた殺されたがりの少女と、冷酷になれない殺し屋組織跡取りの青年の大正ロマン殺し屋ラブストーリー】
女頭領が取りまとめる、新参の殺し屋組織「アカトキヤミ」。
その跡取りと目されている紫月は、任務の最中、ひとりの少女・いとを拾う。
文字の読み書きも、何気ない日用品の存在も知らない彼女と一緒にいるうちに、少しずつ情が芽生え始める紫月。
しかし——いとは「アカトキヤミの後継者を殺す」という任務をひそかに抱えていた、殺し屋組織「暁星(あきほし)」の少女だった。
「全部……演技って、嘘って、言ったら……っ、殺して、くれますか……」
いとの正体を知った紫月は、「罰」として、「いとが『殺されたい』と思わなくなるときまで殺さない」という約束をする。
同じ頃、ふたつの殺し屋の組織には、大きな陰がひたひたと迫っていて……。
大正時代の帝都近郊を舞台に、優しさと殺意が交錯するラブストーリー。