あらすじ

丘の上のホスピス「聖マリアナ緩和ケア病棟」。 一代で会社を築いた七十八歳の元経営者は、孫への手紙を書くことで、七十年間言えなかった言葉を探す。 五歳の娘を残して逝く三十四歳の母は、娘の成人式、結婚式の前夜に再生されるビデオレターを録り始める。 右腕を失った二十二歳の元美大生は、左手に鉛筆を握り、「まともな絵にならなくても、描く意味があるか」と問う。 三人の死に寄り添い続ける看護師・一ノ瀬あゆみは、感情を入れすぎることで傷つきながら、それでも毎朝、次の扉を開け続ける。 死は敗北ではない。ただ、その人らしく、燃え尽きていく。 春・夏・秋・冬・そして再び春へ。 丘の上の緩和病棟が語る、魂の四季。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/04/23
  • 現在の作品残照のテラス ─ 死ぬことは、敗北じゃない。ホスピスの看護師あゆみが、逝く人たちから受け取った言葉と、 渡せなかった言葉の、一年間 ─