あらすじ

前世はごく普通の乙女ゲームオタクだった。 推しは、攻略対象ですらなかった。 設定資料集に「病弱な第二王子。離宮で療養中」——たった一行。 立ち絵もない。ボイスもない。それなのに心を撃ち抜かれた。 そんな私が転生したのは、よりによってそのゲームの悪役令嬢。 婚約破棄。追放。そして死。 回避しようと足掻いた。7回死んだ。何をしても破滅する。 8周目。もう自分の幸せは諦めた。 でも——たった一つだけ、やり残したことがある。 ゲームでは一行だった推し。この世界では、離宮で一人きり呪いに蝕まれている本物の人間。 好きな花は白百合。好きな飲み物はカモミールティー。 笑う時に首を傾げる癖がある。 画面越しじゃなく8周かけて知った、設定資料集には載っていない本当のこの人。 この人だけは幸せにして終わりたい。 追放を受け入れて離宮に乗り込んだ。 推しの呪いを解く。それだけが目的。 ——のに。 8周分の知識で推しの好みを完璧に言い当ててドン引きされる。 つい「ファン」と口走ってこの世界にない概念で困惑させる。 達観した悟り系のはずが、推しの前だけ感情がバグる。 挙げ句、推しに言われた。 「今度は僕があなたを助ける番だ」 推しに推し返されるのは想定外なんですけど!? 自分の幸せを諦めた悪役令嬢が、 推しに幸せにされていく物語。 全10話完結。

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小説を読もう2026/04/22
  • 現在の作品悪役令嬢に転生したけど、“破滅エンド”が8周目なので、今回は全部キャンセルして推しを幸せにすることにした